木. 4月 25th, 2024

     

革製品「オイルアップ」

                     

                  

革財布などをパーツごとに呼ぶと、外側の身頃は、「表版」などと呼ばれているようです。

皆さんが、小銭や紙幣を出し入れする内側の見開き部分は、「内造り」と呼ばれ、そのうちのカードポケットなどは、「ライニング」などと分類して呼ばれているようであります。

また、革の切り口や、端の処理を「コバ」などと呼び、革職人の技などを評価する際の指標としたり、皆さんがレザー製品を購入する際の決め手となるような品質を定める重要な要素の1つとされています。

レザー製品に使用される革の加工技術は、現代においても今尚、その発展を遂げておりますが、その1つ1つの加工技術を細部に渡り熟知するような一般ユーザーは、多くはないと思われます。

そんな中、代表的な革加工をご紹介していきますと、まず「オイルアップ」と呼ばれる加工法があります。

オイルアップは、原料皮となる「皮」をなめした後に、加脂される際に、2回以上行う事で、製品の品質を保つ加工でもあります。

オイルアップされたレザー製品の購入直後は、レザー自身に十分な潤いがあるので、クリームやオイルを浸透させる必要はありません。愛用する中で、半年ほど経過し乾燥がみられた時期から、オイルやクリームを使用するようなケアが望ましいとされています。

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