近年、財産を所有する人の高齢化への対策として家族信託が注目されています。家族信託とは、財産を持つ人が自分の老後の生活や介護に必要な資金管理などの目的のために、財産を信頼できる家族に依頼して管理をしてもらう仕組みです。そのメリットは、財産を所有している人の健康状態に左右されることなく財産を管理できることにあります。例えば、通常では認知症を発症して意思能力が無いとみなされてしまった場合は、家族であっても預貯金の解約をすることはできません。しかし家族信託を利用すれば、本人の意思能力に関係なく家族が預貯金の解約手続きを取れるようになります。気になる方は家族信託のサポートを行っている会社が池袋にいくつかありますので1度調べて聞いてみても良いかもしれません。ただし家族信託は設定された日から30年間となっており、長期間に亘って家族を拘束することになるので注意が必要です。