日本人は「ドレスコード」などと言われると格式ばった衣装や派手派手しい衣装を想像するかもしれませんが、「ドレスコード」とは、その場に適した装いでいらしてくださいという意味でありますので、自分自身の凝り固まった固定観念で物事を判断するのではなくお誘いを受けたパーティーに関する情報を正しく入手することが重要です。日本では「ドレスコード」とは、一般的に「スマートカジュアル」「セミフォーマル」「フォーマル」などといったような表現が行われているようですが、海外でのドレスコードも含めて通常はドレスコードは、男性の装いに合わせることがその基準となっているようです。例えば男性の着用する装いのドレスコードが「ブラックタイ」などという表記があれば、男性はタキシードを着用することがルールとされると判断できます。このような場合、女性はイブニングドレス、またはカクテルドレスなどが望ましいとされています。イブニングドレスは丈の長い装い、カクテルドレスは膝丈のドレスなどになりますが、初めてお呼ばれされるパーティー会場などでのドレスコードが心配であれば、お招きいただいた先方の方に一言、装いに関する質問を疑問を尋ねてみることが大切です。ドレスコードは、会場を訪れる皆さんに敬意を示すためにあるものですから、誤った固定観念や思い込みでドレスアップすることは控えましょう。
結婚式の装い「カジュアル」
近年レストランなどを貸切って、カジュアルなタイプの結婚式が若い人々を中として人気でもあるようですが、カジュアルな結婚式への装いは「カジュアル」という名がついていたとしても、ビジネススーツのような装いではなく、フォーマルまでは行き過ぎず、カジュアルであってもフォーマルのような華やかな清潔感のある装いが好まれます。女性の場合ですと、結婚式の装いと言いますと、スカートを連想される方が多いと思いますが、カジュアルな結婚式の場合であれば、パンツスタイルなども多く見られるようです。お気を付け頂きたいのはパンツスタイルは、見た目がどうしても普段着になりがちですので、アクセサリーや小物などをうまく使って華やいだ雰囲気を出すことが大切です。結婚式の招待状に「カジュアルな装いでお越しください」などといったドレスコードが設けてありますと、どの程度のカジュアルな装いで参加すれば良いのか思い悩んでしまわれる方もいらっしゃるかもしれませんが、基本的には花嫁よりもゴージャスにならないこと、上品な装いで華やかさと清潔感が漂うものなどが望ましいとされております。会場とされる場所が、ホテルもしくはレストランでることも、ドレスコードを判断する材料となります。式の行われる時間帯などによっても、肌の露出制限などにドレスコードが設けられると思われますので、時間帯・会場となる場所の格式などをもとにカジュアな装いを模索してみましょう。