もしたった今都市型複合災害などとも呼ばれる地震・火災・水害などが同時に発生するとなると、皆さんは街全体がどのような状況になるとイメージされていらっしゃいますか。これまで日本には数多くの大地震が歴史の中で繰り返されておりますが、そのような震災の中で人々の避難には、災害から逃げる人々の波が出来ることから「渋滞」といったようなものが必ず起こっていると考えられているようです。人々が同じ行動を同じタイミングで行うことによって「渋滞」に巻き込まれてしまうことで、助かるべき命を失ってしまう可能性などから、皆さんの身を守るためにも「防災」といった、日頃からの震災への心がけが重要視されているようです。ご自宅の住居環境の中でも家具類の転倒防止、壁などに装飾されている額縁やオブジェが避難経路を塞いでしまう事で、ご家族の避難経路に予想外の「渋滞」が発ししてしまわないだろうか、といったような常に防災と日常は近距離に存在するものであるという意識が必要であると考えております。日常的な暮らしのなかでの防災への備えはいくつあっても足りないかもしれませんが、都市型の震災などに遭遇した際に、人々の波となる「渋滞」などに巻き込まれないためにも、常日頃から避難経路の確保などを確認しておく必要があるでしょう。